密かに・・・お茶を焙じる香りで 静かな宣伝活動中です^^
何年前だったでしょうか、茶香炉ブームがありました。 その頃はまだ手作りでのクオリティの
高いものはあまり無く、量産のお手頃な商品が主流でした。
それでも お茶の香りを楽しむ「茶香炉」としての機能は充分でしたので、毎日開店の時に
その茶香炉を焚く作業で 一日が始まったものでした。
お店に入って来られたお客さまに、「あ!いい香り。」と喜ばれて、主力商品となっていました。
きっと各家庭に茶香炉はもう行き渡ったにちがいない・・・と思うほどそのブームは続きました。
でもブームですから、私がいつか茶香炉に火を灯すことを忘れてしまったように きっと
あちこちのお宅でも お部屋の隅っこに置かれたままかもしれませんね。
【 小川洋子 茶香炉 黒(焼締)・両手付き 10500円 】
そのブームの中盤頃になると、香りを楽しむだけでなく置物(オブジェ)としても キャンドルスタンド
としても もっと質感の良いものはないかと探すようになりました。
そしていくつかの手作りの茶香炉と出会ったあと、やっとこれだ!と感動の出会いが
小川洋子さんの作品でした。
茶香炉はすでに行き渡っていると思っていましたが、こうして焚いていると 「え!お茶の香りが
しますけど?」 と、尋ねられることが増えて来ました。
茶香炉を知らない方もまだまだおられることも分かりましたし、あの頃と変わらずその香りは
喜ばれることも 再確認しました。
長くなりましたが、そういうわけで あらためて 小川さんの茶香炉を焚いています。
香りに浸り 美しい彫り模様から漏れるキャンドルの灯りを見ていると、心が落ち着きます。
<追記>
コメントでもご質問頂きましたので、茶香炉のしくみを簡単にご説明します。
用意するものは、アロマキャンドル(無臭の)と緑茶 です。
本体の中に置いたキャンドルの炎で 上に載せているお皿の中の茶葉が焙られて香ばしい匂い
を立たせる というものです。
お茶を焙じる匂いは、嫌な臭いを消してくれるという働きもありますし、何より多くの人に好まれる
香りが人気の理由だと思います。
茶葉を載せるお皿にふたがある というデザインは、置物としての美しさを考えての 小川さんの
オリジナルです。 蓋付は 他には見たことありません。
ついでに、以前 価格のご質問もありましたので、明記しました。
小川さんのその他の茶香炉についても、
こちらの記事もごらん下さい。